ホッキョクグマの<ピース>(画像:愛媛県立とべ動物園)
人工哺育されたホッキョクグマで、国内最長の生存記録を更新している愛媛県砥部町の県立とべ動物園の<ピース>(メス)が2日、20歳になりました。1日、動物園で誕生会が開かれ、飼育員や大勢の来園者が祝っています。
<ピース>は1999年12月2日、2001年に死んだ父親<パール>と母親<バリーバ>(28)の間に生まれました。しかし、一緒に生まれたもう一頭のメスが母親に傷つけられ、まもなく死んでいます。<ピース>は人工哺育で育てられることになりました。
親代わりとなった担当飼育員は試行錯誤を重ね、それまでホッキョクグマの人工哺育の成功例は世界でも2頭だけでした。生後100日余りまでは毎晩、自宅に連れ帰り、胸の上にのせて眠ったとか。アザラシ用のミルクは下痢をするとわかり、犬用ミルクを濃度を調整して、哺乳瓶で与えました。
現在は680グラムで生まれた小さな体は、20年間で320キロあまりに。おりの中でのんびり動く姿が来園者の人気を集めています。
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Posted at 2019-12-01 16:31
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Posted at 2019-12-01 16:33
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