ラトビア出身で、世界でも有数の指揮者とされる<マリス・ヤンソンス>氏が11月30日、ロシア北西部サンクトペテルブルクの自宅で死去されています。76歳でした。ロシアからの報道によりますと、死因は心不全だったと近親者は述べています。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は12月1日、声明を出し「悲報に今朝接した。本日の演奏を故人にささげる」と発表しています。2006年、2012年、2016年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートで指揮し、来日公演もたびたび行っていました。
<ヤンソンス。氏は1943年 1月14日 、旧ソ連ラトビアの首都リガ生まれで、父親は名指揮者の<アルビド・ヤンソンス>。レニングラード(現サンクトペテルブルク)音楽院で学び、留学先のオーストリアでは名指揮者<ヘルベルト・フォン・カラヤン>氏に師事。現在は独バイエルン放送交響楽団の首席指揮者を務め、契約は2024年まで残っていましたが、心臓の病気で今夏から複数のコンサートを中止していました。
<ヤンソンス>氏は1979年から2000年まで、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団で首席指揮者を務め、国際的な評価を高めました。2003年にバイエルン放送響、04年にアムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に相次いで就任し、欧州の2名門のトップを兼任しました。
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