「チョウザメ」全てを雌化させることに成功@近畿大学
Dec
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雄と雌の判別は、3歳程度の「チョウザメ」の腹部を1匹ずつ切り開き、生殖腺の色や形を確認して行う。腹を縫い合わせて池に戻す作業もあり、生産者の労力がかかる。雄と分かるまで約3年育てるコストもかかります。
近畿大水産研究所によりますと、人工ふ化から4カ月目の「シベリアチョウザメ」の稚魚150匹に、女性ホルモンのエストラジオールを混ぜた餌を6カ月間与えました。その後、通常の餌で飼育し、無作為に45匹を調べたところ、全てで卵細胞が確認できたといいます。残りのチョウザメはふ化後5年まで育て、実際にキャビアが生産できることを確認します。
同研究所は1995年から「チョウザメ」の研究を開始し、2008年から「近大キャビア」を発売。キャビアの品質向上や効率的な生産に取り組んでいます。今後、女性ホルモンと似た作用をする食品由来の成分「植物エストロゲン」による全雌化を目指し、早ければ5年後に実用化させたいとしています。
Posted at 2019-12-09 14:04
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Posted at 2019-12-09 14:09
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