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『現在地はいづくなりや 映画監督東陽一』@<小玉憲一>監督

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独立プロ、ATG(日本アート・シアター・ギルド)、そして現在に至るまで映画を撮り続ける監督<東陽一>(85)に迫ったドキュメンタリー『現在地はいづくなりや 映画監督東陽一』が、2020年2月22日から公開されることが決定。あわせて、「幻想に無関係な人生など、この世に存在しない。」というコピーが添えられたメインビジュアルが公開されています。

ドキュメンタリー映画『沖縄列島』(1969年4月11日公開)で長編デビューを飾り、初の劇映画『やさしいにっぽん人』(1971年)では日本映画監督協会新人賞を受賞、ATG作品『サード』(1978年)ではキネマ旬報ベストワン、芸術選奨文部大臣新人賞などを獲得してきた<東陽一>監督。その後『もう頬づえはつかない』(1979年)・『四季・奈津子』(1980年)・『ザ・レイプ』(1982年)といった女性の美と生を巧みに描いた作品で高評価を得てきました。

原作<住井すゑ>の『橋のない川(1992)』は観客動員200万人を超えるヒットを記録。1996年に発表された『絵の中のぼくの村』(1996年)は、第46回ベルリン国際映画祭銀熊賞など国内外で数多くの賞に輝き、近年では『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(2010年)・『姉妹狂艶』(2011年)・ 『だれかの木琴』 (2016年)を手がけています。

『現在地はいづくなりや 映画監督東陽一』は、半世紀にわたり作品を撮り続けてきた<東陽一>監督が、映画の製作過程や自身について、初めてカメラの前で語るドキュメンタリー映画です。

『だれかの木琴』・「小夜子」役の<常盤貴子>、『やさしいにっぽん人』・「ユメ」役の<緑魔子>、『四季・奈津子』・「奈津子」役の<烏丸せつこ>といった各作品の主演女優たちが、東監督の映画に対するスタンスを対談形式で語り合い、映画作家で早稲田大学名誉教授でもある<安藤紘平>氏が、本作の監督<小玉憲一>とともに『サード』・『だれかの木琴』から見た「東陽一の実像」を分析。全編を通じて流れるバッハの『シャコンヌ』は、撮影当時15歳の中学生だった新進気鋭のクラシックギタリスト<大谷恵理架>によるものです。

『現在地はいづくなりや 映画監督東陽一』は、2020年2月22日からポレポレ東中野で上映され、以降全国順次公開される予定です。
#ドキュメンタリー #ブログ #映画

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