昨年6月から香港で続く反政府抗議活動に参加し、香港政府の圧政ぶりを日本メディアなどに訴えている <周庭(アグネス・チョウ)> さん(23)は16日、北海道大学公共政策大学院のフェロー(研究員)に就任したとツイッターで発表しています。
公共政策大学院によりますと、本年度より教育活動に携わる無給のフェロー制度を導入しており、<周庭>さんは昨年10月1日に大学院の要請を受けグローカルフェローに就任。大学院の研究・教育事業に協力する。任期は今年3月末まで。大学院は、「今年4月からも再任をお願いしたい」と任期延長を要請する方針で「自由を守るための運動を応援したい。出国できるようになったら、北大に来て学生と直接話をしていろいろな刺激を与えてくれれば」としています。
<周庭>さんは昨年8月、抗議活動を扇動したとして起訴され、公判中のため出境が認められていませんが、同大学院は学生らに香港の実情を語ってもらうため、粘り強く渡航実現を待つ考えです。
<周庭>さんは2014年の香港の大規模民主化デモ「雨傘運動」の学生リーダーの一人。今は大学生で、民主派政治団体「香港衆志」に所属しています。
日本語が堪能で、取材や会員制交流サイト(SNS)などを通じて香港の 反政府抗議活動の意義 を、日本でも伝え続けています。
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