「生きた化石」と呼ばれる深海サメの一種カグラザメ目ラブカ科「ラブカ」が16日、熊野灘で捕獲され、串本海中公園センター(和歌山県串本町有田)に運び込まれています。
この日午前、那智勝浦町の漁業者が太地町沖の水深約550メートルから釣り上げました。体長約120センチの雄で、体は暗褐色。鋭い歯とヒダ状に開いたエラなどの特徴があります。
同センター水族館によりますと、「ラブカ」は水深500メートルより深い海に生息。熊野灘で30年ほど前に捕獲例はありましたが、引きあげると深海との水圧の差で死んでしまうため、生きた状態で持ち込まれるのは珍しいといいます。
「ラブカ」に目立った傷はありませんでしたが、水族館の水槽内を泳ぐ姿は元気がなく、衰弱している様子だったとか。残念なことに17日午前に死んでいます。貴重な個体だけに、今後、県立自然博物館(同県海南市)で標本にし、研究に役立てるとされるようです。
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Posted at 2020-01-18 01:51
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Posted at 2020-01-18 02:08
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