『マルクス・エンゲルス』@<ラウル・ペック>監督
Apr
14
1840年代のヨーロッパ。産業革命が社会構造のひずみから経済格差を生み出していました。貧困の嵐が吹き荒れ、不当な労働条件がはびこる社会にいらだちを覚えていた26歳の「カール・マルクス」は独自の経済論を展開しますが、その過激な言動により妻「イェニー」とともにドイツ政府から国を追われてしまいます。
フランスへとたどりついた「マルクス」は、パリで「フリードリヒ・エンゲルス」と出会います。それはのちに、これまでになかった新しい労働運動を牽引していく2人の運命的とも言える出会いでした。
「カール・マルクス」に<アウグスト・ディール>、「フリードリヒ・エンゲルス」に<シュテファン・コナルスケ>、「マルクス」の妻「イェニー」に<ビッキー・クリーブス」が扮し。監督は、現在のコンゴ民主共和国がベルギー植民地から独立する前後数ヶ月を扱う映画『ルムンバの叫び』(2000年)の<ラウル・ペック>が務めています。
2017年2月9日から19日にかけて開催された第67回ベルリン国際映画祭で上映された作品です。