引退路面電車2両無償譲渡@長崎電気軌道
Feb
26
「151号」は、1925(大正14)年製造。東京、神奈川県小田原市を経て1957年に長崎へ移され、1982年に営業運転を終えました。手動ドア式で、塗装は全体が水色、窓枠周辺が黄色。
「1051号」は、1952年に仙台市で走り始め、1976年に長崎が譲り受けた車両です。1990年代後半まで現役でした。塗装はクリームと緑、オレンジの3色。2両は近年、線路整備やイベントに使われていました。
2両はパンタグラフや電気部品を外すため自走できませんが、内・外観や表示などはそのままにします。残る1955年製造の「701号」はアスベスト(石綿)が車体全体に含まれていたため解体処分となります。
長崎電気軌道は活用策を聞いて譲渡先を選定します。運搬費用は申込者の負担となります。過去には、2012年のブラジル・サントス市と長崎市の姉妹都市提携40周年を記念し、2015年にサントス市に寄贈され、観光電車として運行されています。