公共交通機関の利用を無料化@ルクセンブルク
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他国の複数都市でも交通機関の一部無料化がすでに行われていますが、ルクセンブルクの交通・公共事業省によれば、全国的にすべての公共交通機関の無料化は同国が初めてだそうです。
交通機関の無料化は世帯約40%に影響を与え、1世帯当たり年間100ユーロ(約1万2000円)前後の節約になると推定されています。
一方で、交通機関で働く人々は、無料化が職の確保にどう影響するか懸念しています。券売機は徐々に駅から撤去される予定ですが、国際列車や国内を走る列車の一等車座席は引き続き有料のため、切符売り場は残されるようです。
今回の無料化の措置は、渋滞緩和の取り組みの一環として実施されました。同国は車社会の上、独仏など隣国から20万人超が主にマイカーで通勤、首都ルクセンブルク市の渋滞が深刻な問題になっています。