日本高野連が4日、大阪市内で運営委員会と緊急理事会を開き、開催の可否を協議、19日(木)から開催予定の「第92回選抜高校野球大会」の通常開催を断念し、出場校に対して無観客での開催を前提に準備を要請すると発表しました。
一方で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、11日の臨時運営委員会で大会可否の最終判断を行うことも合わせて発表されています。無観客で開催された場合でも、開会式は実施されません。
日本高野連や大会本部は、新型コロナウイルス感染が拡大する中でも通常開催を模索してきました。しかし、先月27日に政府が小中高の全面休校を発表して状況は一変。選手や関係者が長時間密閉空間にいたり、宿舎で合宿生活を送ることによって感染のリスクにさらされる懸念なども含め議論が重ねられました。
無観客での大会開催となれば、春夏を通じて史上初となります。選抜大会は太平洋戦争の影響で1942~46年に中断していますが、1995年1月17日に阪神大震災が起きた際は開催が危ぶまれましたが、鳴り物での応援を禁止するなど、災害復興への理解を求めながら開催。同様に2011年3月11日の東日本大震災の際も入場行進を一部省略するなどして、予定通りに行われました。
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