ケニアで確認された白いキリンの母子(画像:イシャクビニヒロラ保護委員会)
ケニア東部ガリッサで、1頭だけ存在が確認されていた雌の「白いキリン」が密猟者に殺されています。イシャクビニヒロラ保護委員会は10日付で声明を出し「武装集団に殺された。白骨化していた」と公表しています。子供も一緒に殺されていたとのことです。
殺された「白いキリン」は、遺伝子疾患である「アルビノ(先天性色素欠乏症)」ではなく、ホワイトライオンなどと同様、正常な遺伝で起きる「リューシズム(白変種)」でした。アルビノと違って、(白変種)の動物は軟組織では色素を作ることができるため、「白いキリン」たちの目は褐色をしていました。
2017年5月に発見され、世界的に大きな反響を呼びました。2頭の子供を産んでおり、残された雄の子供が世界で確認できる「白いキリン」の最後の1頭となっています。
「白いキリン」は2016年1月にタンザニアのタランガー国立公園でも目撃されていますが、このキリンがどうなったのかは、現時点で分かっていません。
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