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- 『行き止まりの世界に生まれて』@<ビン・リュー>監督
ドキュメンタリー『Minding the Gap』(原題)が『行き止まりの世界に生まれて』の邦題にて、2020年9月4日より東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開されます。
米イリノイ州ロックフォードで暮らし、貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んだ3人の若者「キアー」、「ザック」、「ビン」の12年間を切り取った本作。かつて栄えていたロックフォードは鉄鋼、石炭、自動車などの産業が衰退し、いまやアメリカの繁栄から取り残された「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」に位置する場所になりました。
「行き止まりの世界に生まれて」では、監督の<ビン・リュー>が10代の頃から撮り溜めたスケートビデオとともに、閉塞感のある故郷で必死にもがく若者たちを通して親子、男女、貧困、人種などさまざまなアメリカの分断を浮き彫りにしていきます。
エグゼクティブプロデューサーとして『フープ・ドリームス』の監督<スティーヴ・ジェームズ>が名を連ねる本作は、第91回アカデミー賞、第71回エミー賞にWノミネートという快挙を果たし、第34回サンダンス映画祭をはじめ多くの賞を総なめ、さらに<オバマ>元大統領が年間ベスト(2018年)にも選んだ傑作ドキュメンタリー作品です。
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