<藤井聡太二冠>(86)今後期待の最年少記録
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【最年少三冠】 同時にタイトルを三つ保持する三冠を達成した棋士は過去に9人います。最年少は<羽生善治九段>(49)が1993年に記録した22歳3カ月です。
<藤井新二冠>にとって、三冠目に最も近いのは王将戦です。秋からの挑戦者決定リーグ出場が決まっており、リーグを制して例年1~3月に行われます7番勝負で<渡辺明王将>(36・名人、棋王)を破れば記録を大幅に更新することになります。
ちなみに、最年少四冠、五冠は<羽生九段>がいずれも1993年、それぞれ22歳9カ月、22歳10カ月で達成しています。前人未到の七冠は1996年、25歳4カ月で達成でした。
【最年少名人】 将棋界八大タイトルで最も伝統のある名人。15日に<渡辺名人>が誕生したことにより、中学生でプロ入りした棋士は<藤井二冠>を除き全員名人経験者となっています。最年少記録は、1983年に神戸市出身の<谷川浩司九段>(58)が達成した21歳2カ月です。
名人には順位戦のA級優勝者が挑戦します。順位戦は1年がかりで昇級を争うリーグ戦で、<藤井二冠>は現在B級2組に在籍しており、B級1組、A級と毎年昇級し、さらにA級で優勝すれば、最速で2023年には、名人戦7番勝負の挑戦権を得ることになります。2023年4月、<藤井二冠>は20歳8カ月。7番勝負に勝てば<谷川九段>の記録を更新しますが、一度でも昇級を逃すと達成できなくなりますが、<藤井二冠>は順位戦で通算32勝1敗と驚異的な強さを発揮しています。
【最年少九段】 <藤井二冠>はタイトル2期獲得により、20日付で八段に昇段しています。<加藤一二三・九段>の18歳3カ月を上回る最年少記録です。最高位の九段は、<渡辺名人>の21歳7カ月が最年少記録。昇段条件は「竜王2期」「名人1期」「タイトル3期」などで、<藤井二冠>の場合、あと3年半のうちに条件を満たせば最年少での九段昇段となります。
Posted at 2020-08-20 19:12
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Posted at 2020-08-20 19:22
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