「嫦娥5号」月への軟着陸に成功@中国
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今後2日かけて月の土壌サンプル約2キロを採取し、12月中旬に地球に帰還することを目指します。
「嫦娥5号」を構成する四つの部分のうち、切り離された着陸機と上昇機が、月の表側の予定地点に着陸しました。今後、ドリルやロボットアームを使ってサンプルを採取。サンプルを収納した上昇機が再び飛び立ち、月の上空約200キロの軌道で待機する周回機・回収機と合体する計画です。
中国の探査機が月面に軟着陸するのは、2013年12月の「嫦娥3号」、2019年1月に世界で初めて 月の裏側に着陸した「嫦娥4号」 に続き3回目です。2030年までに米国などと肩を並べる「宇宙強国」となる目標に着実に前進しています。