29日のニューヨーク株式市場は、個人投資家の投機的な取り引きをめぐる問題で混乱が続いたことを背景に、ダウ平均株価は600ドル以上、値下がりし、3万ドルの大台を下回りました。
ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて620ドル74セント(2.03%)安い2万9982ドル62セントで取引を終え、終値が3万ドルの大台を下回るのは、先月14日以来です。
ニューヨーク市場では、このところ、SNSでつながった個人投資家がヘッジファンドに対抗しようとして行う投機的な取り引きが相場を乱高下させる波乱要因になっています。
29日は、株取り引きを仲介する会社が投機的な取り引きに対する制限を緩和したほか、証券取引委員会が一連の問題の調査を始めると発表するなどし、市場に動揺が広がりました。また、本日が月末ということでそれに絡んだ利益確定売りが活発に出たようです。
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