財務省が19日発表した貿易統計で2020年度と3月単月の中国向け輸出額は過去最高を記録し、日本が主要な貿易相手として中国への依存を深めている構図が鮮明となっています。米中関係悪化による日本への影響を懸念する声もあるようです。 2020年度の中国向け輸出は前年度比9.6%増の15兆8997億円、3月単月でも前年同月比37.2%増の1兆6344億円となり、いずれも過去最高を更新しています。 日本からの輸出は半導体の製造装置といった一般機械や電気機器の組み立て部品が中心で、中国からは通信機や半導体部品の輸入が多かったようです。 日本から米国への輸出は16.5%減の12兆4416億円にとどまっています。