『日本映画作品大事典』@三省堂
Jun
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映画評論家の<山根貞男>が中心となり、20年を超える歳月を費やして執筆・編集した本事典。対象となったのは「日本映画の父」と呼ばれる<牧野省三>による1908年の『本能寺合戦』から2018年までの作品です。
一般劇映画を中心に記録映画、アニメーション、実験映画なども収録。日本映画史に関する新たな基礎資料となることを目指して編集され、規模・内容ともに空前の作品データベースとなっているようです。
紹介されている監督数は約1300人、作品数は約1万9500本。掲載は監督名の五十音順配列となっています。ほとんどの項目で略歴のあとに、フィルモグラフィが公開年月日順に明記されています。作品項目では白黒 / カラー、スクリーンサイズ、音声、尺、スタッフ、キャスト、あらすじなどの解説といった情報を掲載。巻末には作品名とシリーズの五十音順索引が組まれています。執筆には映画研究者、評論家、国立映画アーカイブ研究員など約50名が参加しています。