都道府県別人口の増減率
総務省は25日、2020年国勢調査の速報値を発表しています。20年10月1日時点で外国人を含む日本の人口は1億2622万6568人と、15年の前回調査から86万8177人(0・68%)減少しています。男女別に見ると、男性が6136万14人で、女性が6486万6554人。国連の推計によりますと、前回調査で世界10位だった日本の人口はメキシコに抜かれ11位に後退しています。
1920年の調査開始以来初の減少に転じた前回(0・75%減)に続くマイナスとなりましたが、外国人の増加などを背景に減少率はわずかに縮小しています。
人口が減少したのは38道府県で、増加したのは埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、滋賀、大阪、福岡、沖縄の9都府県でした。東京、埼玉、千葉、神奈川の東京圏で見ると、80万人増の3693万人と、人口全体の約3割を占め、東京一極集中が進んでいる実態を浮き彫りにしています。
都道府県別では、一番多い東京が1406万4696人、次いで神奈川924万411人、大阪884万2523人など。上位8都道府県で全国の5割超を占めています。最も少ないのは鳥取県で55万3847人でした。
人口増加率は東京が前回を上回る(4.1%)と最も高く、沖縄、神奈川、埼玉、千葉、愛知、福岡、滋賀、大阪と続いています。減少率は秋田の(6.2%)が最も高く、33道府県で減少幅が拡大しています。
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