英国@新型コロナウイルス対策の法的規制全面解除
Jul
19
ただ、国内では「変異株(デルタ株)」の猛威で感染が急拡大し、<ジャビド>保健相が感染の疑いがあり<ジョンソン>首相も濃厚接触を理由に自主隔離に入っています。専門家からは、解除が「感染爆発」を招くとの懸念は根強く残ります。
今年3月から徐々に進められた規制緩和策の最終段階。当初6月の予定でしたが、「変異株(デルタ株)」流行を受けて1カ月先送りされました。
19日から、閉鎖が続いていたナイトクラブの営業が可能になるほか、屋内交流の人数制限や社会的距離に関する規制も撤廃。マスク着用もロンドンでは公共交通機関などでは必要で、人混みの中では奨励されますが、原則義務ではなくなります。
ワクチンの普及が進展する英国では既に成人の7割近くが2回接種を済ませています。最近の死者は1日数十人と冬時点より大幅に少なく、<ジョンソン>首相は「ワクチンが感染と重症化の関連性を弱めた」と主張。規制をなくしても医療が圧迫される事態は起きないと踏んで「ウイルスとの共生」を目指す道を選んでいます。