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- ダウ平均株価(9月9日)@終値3万4879ドル38セント
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は、午前中には一時168ドル高まで上昇する場面がありましたが4日続落し、前日比151ドル69セント(0.4%)安の3万4879ドル38セントで取引を終えています。
3万5000ドルを割り込んだのは(8月19日)以来になっています。新型コロナウイルス「変異株(デルタ型)」の感染拡大による米景気の回復鈍化懸念が売りを誘いました。<バイデン>米政権が、高齢者向けの公的医療保険「メディケア」での薬価交渉を可能にする法改正などを狙っており、薬価引き下げの包括案を発表し、製薬株が売られたのも相場の重荷となりました。
アメリカン航空グループなど空運各社が9日、デルタ型の感染拡大を理由に2021年7~9月期の売上高見通しを一斉に引き下げました。今週に入ってエコノミストによる年後半の米経済成長率見通しの引き下げも相次いでいます。
米連邦準備理事会(FRB)は8日発表の米地区連銀経済報告(ベージュブック)で夏場に景気回復ペースがやや鈍ったとの認識を示していました。1日あたりのコロナの新規感染者数(7日平均)も高止まりしており、経済正常化の遅れが改めて警戒されています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は、8月下旬以降に上昇基調が続いた主力株に利益確定売りが出て続落し、前日比38.383ポイント(0.3%)安の1万5248.254で終えています。
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