ダウ平均株価(9月21日)@終値3万3919ドル84セント
Sep
21
終値は、前日比50ドル63セント(0.15%)安の3万3919ドル84セントで取引を終えています。
前日に中国の不動産大手、「中国恒大集団」の経営不安の高まりを背景に、前日のダウ平均株価は「614ドル41セント」下落していますが、下落したアジアや欧州の主要株式相場が総じて反発しています。投資家心理の悪化に歯止めがかかり、米国株にも押し目買いが先行しました。
また、21~22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)ではテーパリング(量的緩和の縮小)の開始決定は見送るとみられていますが、同時に公表する委員らの政策金利見通しで利上げ時期の前倒しが示されるとの観測があります。会合後の議長会見とあわせて相場の反応が読みにくく、積極的な買いは控えられています。
「中国恒大」は巨額の社債の利払い日が近づいています。債務不履行に陥る可能性が高いとみられていますが、市場の混乱を防ぐために中国政府が国営など何らかの救済に動くとの期待も相場の支えになっているようです。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比32.495ポイント高の1万4746.398で終えています。