26日、大相撲秋場所千秋楽が東京・両国国技館で行われました。
新横綱<照ノ富士>(伊勢ケ浜)が、2017年春場所の<稀勢の里>以来史上9人目(1911年夏の太刀山・栃木山・双葉山・東富士・大鵬・隆の里・貴乃花・稀勢の里)の新横綱優勝を決めています。
後続1差の3敗でした前頭10枚目<妙義龍>(境川)が新関脇<明生>(立浪)に「肩透かし」で敗れたため、結びで組まれた自身の大関<正代>戦(時津風)を前に5度目の賜杯が決定していましたが、結びの一番は<正代>を「寄り切り」で下し、13勝2敗で花を添えています。
新横綱として臨む今場所は、初日から8連勝。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、新横綱では6人目となるストレート給金を決めています。9日目に平幕<大栄翔>(追手風)に金星を初配給、12日目には新関脇、明生>(立浪)に星を落としましたが、安定感のある取り口でした。13日目には今年60勝目。年間勝利数で2位の大関<正代>(時津風)、<御嶽海>(出羽海)に17勝差をつけ、年間最多勝を確定させていました。
<照ノ富士>は「春場所」、「夏場所」を連覇しており、今年3回目の優勝。年3回以上の優勝は、2017年に夏、名古屋、九州場所を制した横綱・白鵬(宮城野)以来となっています。
優勝争いに最後まで残った<妙義龍>は11勝4敗で、技能賞を受賞しています。
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