『グレタ ひとりぼっちの挑戦』@<ネイサン・グロスマン>監督
Oct
17
2018年8月、当時15歳の<グレタ>は気候変動に対する政府の無関心に抗議するため、たったひとりで国会議事堂前に座り込み、学校ストライキを始めました。毎週金曜日に行っていたこの活動は世界中の多くの若者の心を動かし、数カ月のうちに国内外へ広がる一大ムーブメントとなりました。
その後、2019年のニューヨーク国連本部での気候行動サミットで涙ながらに訴えたスピーチで、<グレタ>はさらに注目を浴びる存在となっていきます。
<ネイサン・グロスマン>が監督を務めた映画では、気候問題に関する専門的知識と揺るぎない覚悟を持つ彼女が国連総長<アントニオ・グテーレス>やフランスの<エマニュエル・マクロン>大統領、<ローマ教皇>ら世界のリーダーたちと議論を重ねる姿を捉えると同時に、世界的に注目を集める1年以上も前から彼女に密着し、動物たちと戯れるリラックスした姿や、自身のアスペルガーの症状について冷静に分析する様子、重圧と向き合い葛藤する姿、そして彼女の行動を支える家族の姿も映し出しています。