エンゼルスの<大谷翔平>は、すでに『ベースボールダイジェスト』、『ベースボールアメリカ』、『ザ・スポーティング・ニューズ』という米主要3誌の年間最優秀選手、さらに「コミッショナー特別表彰」、大リーグ選手会主催の「年間最優秀選手」と「ア・リーグ最優秀野手」で「6冠」に輝いています。
そして、最大の注目は今月18日(日本時間19日)に発表される「ア・リーグMVP」です。大リーグで最も古く名声があるタイトルで、昔から選手たちにとって最高の栄誉とされています。
MVP(Most Valuable Player)は1911年に始まり、当時は自動車メーカー創業者の名を取って「チャルマーズ賞」と呼ばれ、ア・リーグの初代受賞者は<タイ・カッブ>(タイガース)でした。7年の中断を経て1922年に「リーグ賞」と呼称を変えて再開。1931年から「MVP」の名で定着します。過去に日本選手では、渡米1年目に首位打者と盗塁王に輝き、史上2人目の新人受賞となった2001年の<イチロー>(マリナーズ)しかいません。
「MVP」は全米野球記者協会(BBWAA)による記者投票で1都市2人ずつ、ア、ナ両リーグとも15球団ずつなので、30人の記者による10人連記制です。得点は1位14点、2位9点、3位8点、4位7点、以下10位の1点までが配点されます。日本プロ野球はセパとも、300人前後の記者投票で決まることを考えても、1票の重みは別格です。投票者は取材経験などから(BBWAA)から指名され、選ばれることがまた名誉となります。
投票はすでにレギュラーシーズン終了直後に締め切られています。「MVP」は公式戦162試合の成績を対象にしたもので、プレーオフやワールドシリーズの成績は加味されません。
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