9日、欧州系格付け会社の「フィッチ・レーティングス」は経営危機に陥っている中国不動産大手「中国恒大集団」の格付けを一部デフォルト(債務不履行)を示す「RD(Restricted default)」に引き下げました。
「恒大集団」が米ドル建て社債の計8249万ドル(約93億円)の利払いを、期限だった7日までに実施しなかったことを反映しています。
「恒大集団」は中国政府系企業の幹部らをメンバーとする「リスク管理委員会」を6日に設置し、経営立て直しの計画を発表しましたが、「フィッチ・レーティングス」は情報が限られていることから「不確実な再建プラン」と指摘しています。
他の格付け会社も同様の判断を行えば、「恒大集団」の資金繰りを取り巻く環境は一層厳しくなります。
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