映画『ゴジラ』や、ミュージカルなどで知られる俳優<宝田明>さんが、87歳(1934年〈昭和9年〉4月29日~2022年3月14日)で急逝されていたことが17日発表されています。
1953年に芸能界入りして以来、さまざまな作品に出演してきました。今月10日には、映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(2022年4月1日公開・監督:三宅伸行監督)の完成披露舞台挨拶に車いすに乗って出席し、映画制作への飽くなき意欲を明かしていたのが、最後の公の場でした。
1953年東宝ニューフェイス6期生として芸能界入り。当時日本人離れした180センチの長身と甘いマスクで人気になり、『ゴジラ』(1954年・監督 :本多猪四郎)に初主演しました。ミュージカルスターの草分けとしても知られ、2019年のミュージカルコメディー映画『ダンスウィズミー』ではマジシャン、催眠術師を演じ、55年ぶりにスクリーンで歌い、踊りを披露しています。同作の撮影では、自らステップのアイデアをしてみせるなど元気いっぱいだったといいます。
また、ミュージカルで活躍した経験を生かし、1980年には日本初のミュージカル俳優養成学校「宝田芸術学園」を開校。後進の育成にも尽力しました。
遺作映画となりました『世の中にたえて桜のなかりせば』では約70歳差の「乃木坂46」の<岩本蓮加>(18)とダブル主演。今月10日の舞台挨拶では「大女優の片りんを見た。大変な小娘でございます」と<岩本蓮加>を絶賛していました。ロシアのウクライナ侵攻に言及し「この現実を見た時に、もっと社会性を持った映画を作らなきゃいけないと思っています」と語っていました。
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Posted at 2022-03-17 13:55
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Posted at 2022-03-17 14:00
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