30日、経営危機に陥っている中国不動産開発大手の「中国恒大集団」は、同国東部・浙江省で手掛ける商業地区の開発事業を政府系企業へ売却すると発表しています。 悪化した資金繰りを改善するのが狙いで、事業は引受先の企業が続けるようです。 香港証券取引所に提出された資料によりますと、売却額は約36億6000万元(約700億円)です。 国有地の使用権や建物の所有権について、それぞれ浙江省建設投資集団と浙江省国有資産監督管理委員会傘下の企業へ譲渡します。 「中国恒大集団」は売却益を建設費の返済や事業資金として活用する方針のようです。