日経平均株価(4月1日)@終値2万7665円98銭
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日経平均は(3月9日)の昨年来安値「2万4717円53銭」を底として、前日の米株安や期初の需給要因で利益確定売りが優勢でした。下げ幅は一時400円を超えましたが、円安が進行したことなどから次第に押し目買いも入って下げ渋っています。
前日の米ダウ工業株30種平均が利益確定売りで500ドル超下げており、東京市場でも幅広い銘柄に売りが先行しました。日経平均への寄与度が大きい値がさの半導体株の売りを促して、指数を押し下げています。日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業・製造業の先行き業況判断指数(DI)が一段と悪化する見通しとなったのも下げ要因となっています。
売り一巡後は下げ幅を縮小しています。日本時間1日の米市場で原油先物相場が節目の1バレル100ドルを一時下回り、市場の支えになりました。さらに円相場が一時1ドル=122円台後半まで円安・ドル高になりますと、輸出採算の改善が意識されて輸出関連株の一角は下げ幅を縮めています。