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<グーグルロゴ>(253)「荻野吟子生誕171周年」

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<グーグルロゴ>(253)「荻...
本日の<グーグルロゴ>は、偉人のお誕生日の場合は、切りがいい「何十周年」の登場が多かったと思いますが、「荻野吟子生誕171周年」に変更されています。

<荻野 吟子>は、1851年4月4日〈嘉永4年3月3日〉~1913年〈大正2年)6月23日〉は、近代日本における最初の女性の医師です。女性運動家としても知られました。

なお、日本人女性初の国家資格を持った医師ですが、医術開業試験制度がなかった時代から、<榎本住>(1816年 ~1893年)ほか何人かの女性医師が開業していました。西洋医学を学んだ女性医師としては<フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト>の娘<楠本イネ>(1827年 ~1903年)がいます。

1851年(嘉永4年) 、 武蔵国幡羅郡(はたらぐん)俵瀬(たわらせ)村(現在の埼玉県熊谷市俵瀬に生まれました。
1875年(明治8年)に、東京女子師範学校(お茶の水女子大学の前身)の一期生として入学しています。
1879年(明治12年)、首席で卒業。同学校の<永井久一郎>教授紹介により軍医監で子爵の<石黒忠悳>に女医の必要性を説き、<石黒>を介して、典薬寮出身で侍医の<高階経徳>が経営する下谷練塀町(現在の秋葉原)の私立医学校・好寿院に特別に入学を許されます。男子学生に混じり様々ないじめや苦労の艱難辛苦を舐めつつ3年間で優秀な成績で修了します。しかし、かつての日本に女医は一人もおらず前例がないことにより、東京府に医術開業試験願を提出しましたが却下されてしまいます。
1884年(明治17年)9月 、医術開業試験前期試験を他の女性3人と受験、<吟子>1人のみ合格します。
1885年(明治18年)3月 、後期試験を受験し合格。同年5月、湯島三組町に診療所「産婦人科荻野医院」を開業。34歳にして、近代日本初の公許女医となります。女医を志して15年が経っていました。

作家<渡辺淳一> による小説『花埋み』(1970年・河出書房新社刊)は、日本最初の女医<荻野吟子>の生涯を題材とした作品です。
#ブログ #医師 #誕生日

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