19日(日本時間20日)、米動画配信大手ネットフリックスは3月末時点の世界の有料会員数が2億2164万人となり、1~3月期に20万人減ったと発表しています。減少は2011年以来約10年ぶりのことです。コロナ下の巣ごもり需要を追い風に会員数を急速に増やしてきましたが、ユーチューブやアマゾンなどライバル企業との競争激化が響いています。
ウクライナ侵攻に伴うロシアでのサービス停止で会員数が減ったことも影響しています。アジア・太平洋は109万人増となりましたが、64万人減の北米など他の地域は軒並み減少しています。4~6月期は世界全体で200万人の減少を予想しているようです。
ネットフリックス幹部は19日の決算会見で、広告付き低価格プランを検討する考えを示しています。同社は広告がないサービスが特徴で、実現すればおおきな方向転換となります。
19日発表した22年1~3月期決算は、売上高が前年同期比10%増の78億6800万ドル(約1兆円)、最終利益が6%減の15億9700万ドルでした。
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