【 米政策金利と消費者物価指数の推移 】
米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は4日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を(0.5%)引き上げ、年(0.75~1.00%)とすることを決めています。
通常の倍となる(0.5%)の大幅利上げは2000年5月以来22年ぶりになります。利上げは2会合連続。決定は全会一致でした。
新型コロナウイルス危機対応の量的緩和策で膨張した保有資産の縮小も決定。約9兆ドル(約1160兆円)に膨れあがった保有資産の縮小も6月から開始し、記録的な物価高の抑制へ金融引き締めを一気に加速させ、積極的な金融引き締めで高インフレを抑制する姿勢を強く打ち出しました。
(FOMC)声明は政策金利の「持続的な引き上げは適切」と明言。利上げペースを加速させる意向を示しています。日銀は金融緩和策の堅持を打ち出しており、日米金利差の拡大を背景とした円安・ドル高の流れが続きそうです。
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