21日、米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を通常の3倍にあたる(0・75%)引き上げることを決定しています。(0・75%)の引き上げは、6、7月に続いて3会合連続となりました。
(FOMC)では3カ月ごとにまとめる委員らの政策金利見通しと経済見通しも公表されています。政策金利は2022年末で(4.4%)、2023年末は(4.6%)を見込んでいます。前回6月会合の予想(それぞれ3.4%、3.8%)から引き上げています。
年内は残り2回の会合で(1.25%)の大幅な利上げを見込んでいることになります。来年末の水準は市場予想(4.4%程度)を上回り、想定よりタカ派的と受け止められています。
会合後に行われました<パウエル議長>の記者会見は、8月の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)の講演の内容をほぼ踏襲した内容で、インフレ抑制に向け「仕事が終わるまで(金融引き締めを)続ける」との考えを改めて強調しています。
政策金利となるフェデラル・ファンド金利の誘導目標を、年(2・25~2・50%)から年(3・0%~3・25%)へと引き上げることになります。