白壁に留まっていました羽アリを見つけました。日本で280種以上のアリが確認されていますが、羽アリの形態はどの種もよく似ていますので種の同定は困難ですが、10月に発生ということでハチ目・アリ上科・アリ科の【サクラアリ】だと同定しました。
【サクラアリ】は体長2~5ミリほどのほかのアリに比べて小さなクロアリの仲間です。その色は全体に茶色をしていて、腹部はより淡い茶色をしています。翅はやや透明で、翅脈は褐色です。
アリは一般的にコロニー(集団)の中から一部が結婚飛行(巣別れ)、つまり繁殖のために翅を生やし巣から飛び立ちます。
中でも【サクラアリ】は、在来種である他のアリ(春~秋:種によって時期は様々)と比べ最も遅い秋から冬にかけ結婚飛行を行う種の1つです。時間帯としては午前中にみられることが多いようです。
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