ファルコン昆虫記(968)【キリウジガガンボ】(3)
Oct
26
網戸の上方に体長20ミリほどのハエ目(双翅目)ガガンボ科【キリウジガガンボ(切蛆蚊姥)】がいました。後ろ側からの撮影になりましたが、左側の前脚が欠損しているようです。
灰褐色で、翅の前縁の色が濃いガガンボで、都市周辺でも普通に見られ、水田や畑の周辺に多く分布しています。幼虫は、腐った植物や、植物の芽・若い根などを食べるので、イネ・ムギの害虫とされており、成虫は水や花の蜜を餌としています。
幼虫が腹部の途中で切ったような形をしていることから「切りウジ」の名がついています。
発生時期は年2回のようで、3月~6月と9月~11月ということで、機会があればまた遭遇できそうです。