米航空機大手ボーイングが、ジャンボ機(ボーイング747)の最後となる機体を米西部ワシントン州の工場から6日に出荷、ジャンボ機の半世紀余りの歴史に幕を下ろしています。 1967年から累計1574機を製造しましたが、近年は需要が低迷していました。 ジェットエンジンを4基備えた機体は燃費性能が劣り、脱炭素化を背景に効率的なエンジン2基の中・小型機へのシフトが進んでいます。 航空大手幹部からは「新型コロナウイルス流行のような旅客低迷期にもてあます」との課題も指摘されています。最後の機体は貨物専用機で、米アトラス航空に2023年早期に引き渡されます。