本日いただいたお茶菓子は、「さくらの日」ということで、【祖谷庄千寿庵】(兵庫県川西市栄町20-1)の「桜餅」の登場です。
昨日26日には、仙台で桜(ソメイヨシノ)が開花しました。平年・昨年ともに13日も早く、統計開始以来、最も早い開花となりました。
「さくらの日」は、「咲く(3✕9)=27」の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開(さくらはじめてひらく)」にあたる時期であることから、公益財団法人 日本さくらの会が1992年に定めています。
関東風の「桜餅」は長命寺(あるいは長命寺餅)とも呼ばれ、小麦粉などを用いた生地を平たく焼いて餡を包んだクレープ状の平鍋菓子になりますが、関西風の「桜餅」は道明寺(あるいは道明寺餅)とも呼ばれ、もち米を乾燥して荒引きした道明寺粉を用いた生地で餡を包んだ饅頭状の餅菓子になり、塩漬けされたオオシマザクラの葉で包まれています。
桜の葉は、桜の香りづけをしたり、お餅の乾燥を防いだりするためで、また、塩漬けにした葉を使うことで雑菌の繁殖を防ぎ、お餅にはほんのり塩味がつきます。
今回の「桜餅」はオオシマザクラの葉ではなく、花のつぼみが使用されていますが、饅頭の形は関西風そのもので、蕾も一緒に、季節感を楽しみながら、おいしくいただきました。
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