<ふくちゃん>(14)「金太郎」
Apr
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「まさかりかついだ金太郎」の歌詞の『金太郎』は、作詞<石原和三郎>、作曲<田村虎蔵>による日本の唱歌で、明治33年(1900年)『幼年唱歌』に掲載されました。
「金太郎」にまつわる伝説はいくつか存在しますが、「金太郎」が祭られている静岡県駿東郡小山町の金時神社に伝わる物語が有名です。
時は天暦10年(956年)5月、宮中に仕えていた「坂田蔵人」は、彫物師十兵衛の娘、「八重桐」と結ばれ、「金太郎」が生まれますが、まもなく「坂田蔵人」は亡くなってしまいますが、「金太郎」はすくすくと成長。足柄山で熊と相撲をとり、母に孝行する元気で優しい子供に育ちます。
天延4年3月21日(976年4月28日)、「金太郎」は、足柄峠にさしかかった「源頼光」と出会い、その力量を認められて家来となります。名前も「坂田金時」と改名し、京にのぼって頼光四天王の一人となります。
永祚2年3月26日(990年4月28日)には、「源頼光」らと共に、丹波の国で悪さをしていた鬼の頭領 「酒呑童子」を退治します。その後、「坂田金時」は、寛弘8年12月15日(1012年1月11日)、九州の賊を征伐するため築紫(現在北九州市)へ向かう途中に病で死去しています。
ちなみに、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された漫画・アニメ・実写版映画『銀魂』の主人公「坂田銀時」(さかた ぎんとき)の名前は、「坂田金時」がモデルとなっています。