『大いなる自由』@<セバスティアン・マイゼ>監督
Jul
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第2次世界大戦後のドイツ。男性同性愛を禁じる刑法175条のもと、「ハンス」は性的指向を理由に何度も投獄されていました。同房になった殺人犯「ヴィクトール」は「ハンス」を嫌悪しますが、「ハンス」の腕に彫られた番号を見て、彼がナチスの強制収容所から刑務所へ送られてきたことを知ります。
信念を貫き繰り返し懲罰房に入れられる「ハンス」と、長期の服役によって刑務所内での振る舞いを熟知する「ヴィクトール」の間には、いつしか固い絆が芽生えはじめます。
『希望の灯り』の<フランツ・ロゴフスキ>が「ハンス」、『ワイルド わたしの中の獣』の<ゲオルク・フリードリヒ>が「ヴィクトール」を演じています。監督・脚本はオーストリア出身の<セバスティアン・マイゼ>が務め。2021年・第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した作品です。