日経平均株価(8月2日)@終値3万2707円69銭
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日経平均は御前11時過ぎに下げ幅を一段と広げて700円を超え「32772円80銭」の安値を付けています。長期金利が2日午前の国内債券市場で新発10年債(371回債、表面利率0.4%)の利回りが一時(0.625%)まで上昇し、2014年4月以来、約9年4か月ぶりの高水準を付け、金利上昇が逆風になりやすい高PER(株価収益率)の半導体関連の下げが加速しました。
日銀は過度な金利上昇を抑える姿勢を示しているものの、2日午前に通知した定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)で、買い入れ予定額を前回から増額しなかったことで債券売りが増え、金利上昇と株安につながっています。
株価指数先物に売りが強まり、現物株の下げもきつくなっています。海外勢が休暇入りする8月は例年、中旬にかけて夏枯れムードが強まりやすい傾向になります。今年は日銀の金融政策修正という日本独自のリスク要因もあり、相場が高い水準にあるうちに早めに利益を確定しようという動きが強まっているようです。
終値は3営業日ぶりに大幅反落し、前日比768円89銭(2.30%)安の3万27069銭で銭で終えています。下げ幅は今年最大となりました。