淡い黄褐色地に茶褐色の翅模様がとても特徴的できれいな、開帳30ミリほどのチョウ目(鱗翅目)ツトガ科ノメイガ亜科の【ワタノメイガ(綿野螟蛾)】です。 幼虫は「ムクゲ」、「ワタ」、「フヨウ」、「オクラ」、「タチアオイ」、などのアオイ目アオイ科植物の葉を巻いて、中で葉を食害します。若齢幼虫の色は乳白色。体長2cmほどの老齢幼虫になると、体色が淡い緑色で、頭が黒くなります。 前回の同じツトガ科ノメイガ亜科の色鮮やかな【アメリカピンクノメイガ】と同様に嫌われがちな「蛾」でありながら、自然の作り出す翅の模様や色合いに興味が尽きません。