<藤井聡太七冠>(262)黒星発進@第71期王座戦五番勝負第1局
Aug
31
八冠制覇へタイトル戦では昨年10月の竜王戦以来の黒星発進となりました<藤井聡太七冠>です。9月27日、地元愛知での第3局で藤井八冠誕生の可能性は消えてしまいました。
振り駒の結果、と金が3枚出て<藤井聡太七冠>が先手を取り、戦型は<藤井聡太七冠>の得意戦法〈角換わり〉に始まりました。
後手の<永瀬拓矢王座>は得意戦法〈角換わり〉を徹底的に研究していた序盤から工夫をこらし、22手目居玉から左に寄った手で前例を離れています。その後、後手は〈早繰り銀〉の作戦を選び、攻撃的な構えに進め、先に駒をぶつけたのも<永瀬拓矢王座>からでした。持ち時間(5時間)を使い切り、両者1分将棋となる中、自玉の耐久力と敵玉の命脈を正確に読み切った<永瀬拓矢王座>がまず先制しました。
第2局は9月12日神戸市の「ホテルオークラ神戸」で行われます。次戦は課題としてなる後手番で、巻き返しを図ることになります。