ダウ平均株価(9月5日)@終値3万4641ドル97セント
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前週末発表の8月の米雇用統計は労働市場の過熱感が薄れたと受け止められ、(FRB)の追加利上げ観測が一段と後退しています。米国が景気後退を避けてインフレを抑え込めるとの楽観が投資家心理を支えています。
米長期金利は(4.2%台前半)と前営業日終値(4.18%)を上回って推移しており、高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に売りが出やすくなっています。中国と欧州の景気懸念が株式相場の重荷となっている面も見られます。
5日発表の8月の中国の非製造業購買担当者景気指数(PMI)が低下したほか、8月のユーロ圏(PMI)改定値は総合、サービスともに速報値から下方修正されています。
終値は反落し、前営業日1日の終値「3万4837ドル71セント」に比べ195ドル74セント(0.56%))安の3万4641ドル97セントの本日最安値で終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に続落し、前営業日の1日に比べ10.863ポイント(0.077%)安い1万4020.952でした。S&P500種は続落し、前営業日の1日に比べ18.94 ポイント(0.42%)安の4496.83でした。