(JAXA)は午前2時すぎから会見を開き、「着陸には成功した」と発表しました。ただし、搭載した太陽電池が電力を発生していないということです。
(JAXA)宇宙科学研究所は太陽電池が電力を発生せず、バッテリーを使っている状況について「いまのところは数時間、バッテリーの電力がもつであろうと考えている。バッテリー電力を温存するために、ヒーターの電力を切るなどの延命作業を実施している。ピンポイント着陸のためのナビゲーションのデータを「SLIM」が正確に取っていれば、どのような軌道を描いて、探査機が降りていったのかをあとで再現できるので、優先的に取得しようと考えている」と説明しています。
また搭載していました「LEV-1」と「LEV-2」の2つの小型ロボットについては「月の上空でホバリングしている最中に、「LEV-1」が分離できたものとみている。分離されると自動的に電波を送りますが、その電波の受信に成功しています。なので、「LEV-1」、および「LEV-2」は正常に分離できたと考えている」と説明しています。