8日、三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で防衛省向け潜水艦「じんげい(迅鯨)」の引き渡し式が行われました。
最新鋭艦「たいげい型」として「たいげい」(2022年3月9日竣工)・「はくげい」(2023年3月20日竣工)に続く3隻目で、戦後に同造船所で建造された潜水艦では30隻目となります。海上自衛隊横須賀基地(神奈川県)に配備されます。
潜水艦は毎年、三菱重工業神戸造船所と川崎重工業神戸工場(神戸市中央区)で交互に建造されています。
「じんげい」は全長84メートル、幅9・1メートル、高さ10・4メートルで約70人が乗り込みます。潜航時は蓄電したリチウムイオン電池で動き、高い探知能力や静粛性が特徴です。女性用の寝室なども備えています。建造費は約699億円。