日経平均株価(3月21日)終値4万0815円66銭
Mar
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祝日明け21日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸しました。午前終値は前営業日比666円92銭(1.67%)高の4万0670円52銭と、4日に付けました最高値を上回って終えています。
19〜20日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄で買いが優勢でした。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待の継続が支えとなったほか、直近の円安・ドル高基調を手がかりにした物色も目立ちました。
20日の米株式市場ではダウ工業株30種平均株価、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が最高値を更新するなど、主要株価指数はそろって上昇しています。(FRB)は同日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を(5.25〜5.5%)で据え置いています。一部で利下げ回数減少への警戒感がありましたが、年内で3回としていた利下げ予想には変化がなく、株買いにつながっています。米ハイテク株の上昇が目立ち、東京市場でも値がさの東エレクやソフトバンクグループ(SBG)などに買いが波及しました。
日銀の植田和男総裁は19日の金融政策決定会合後の記者会見で「当面は緩和的な金融環境が継続する」と述べ、注目を集めていた日米中銀の決定会合が無難に通過した安心感もあり、投資家の運用リスクをとる動きが強まりました。円相場は「1ドル=150円台」と円安傾向にあり、トヨタや日産自といった輸出関連株にも買いが入りました。
終値は3営業日続伸し、前日比812円06銭(2.03%)高の4万0815円66銭でした。4日に付けました「4万0109円23銭」を上回り、およそ2週間ぶりに最高値を更新しています。