『成瀬は天下を取りにいく』@「2024年本屋大賞」
Apr
10
10日、全国の書店員が最も売りたい本を投票で選ぶ「2024年本屋大賞」の受賞作が発表され、<宮島未奈>さん(40)の2023年3月刊行の小説『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)が大賞に選ばれています。
同作は、大津市が舞台。真面目でわが道を行くヒロイン、「成瀬あかり」の中高生時代を描く青春小説です。「成瀬」が大学に進学する続編『成瀬は信じた道をいく』と合わせたシリーズ累計発行部数(電子版も含む)は58万部に上っています。
著者の<宮島未奈>さんは静岡県生まれ、大津市在住。2021年に短編『ありがとう西武大津店』が「女による女のためのR―18文学賞」を受賞。2023年、同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』で単行本デビューを果たしています。
翻訳小説部門は韓国の作家<ファン・ボルム>さんの『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(牧野美加さん訳、集英社)が受賞しています。