「1ドル=155円39銭」
May
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9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発し、前日比10銭円高・ドル安の「1ドル=155円40〜50銭」で取引を終えていま。円の高値は「1ドル=155円41銭」、安値は「1ドル=155円91銭」でした。
米国の雇用関連指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ先送り観測が後退し、円買い・ドル売りが入りました。
9日朝発表の週間の新規失業保険申請件数が市場予想を上回りました。労働市場の過熱感が薄れ、(FRB)が利下げに動きやすくなるとの見方が円買い・ドル売りを促しています。米国の30年債入札が債券需要の強さを示す結果となり、米長期金利が低下したのも円相場の支えとなりました。
市場では、日米の金利差が大きく開いた状況は変わらず、円安・ドル高の流れは変わらないだろうとみられています。持ち高調整の円売り・ドル買いが出て、円相場の上げ幅は限られました。