『鳥の道を越えて』・
『明日をへぐる』などのドキュメンタリー作品で知られる<今井友樹>監督が、自身の故郷でもある岐阜県東白川村を主な舞台に、幻の生物として知られる〈ツチノコ〉の存在に迫ったドキュメンタリー『おらが村のツチノコ騒動記』が、2024年5月18日より公開されます。
ビール瓶を飲み込んだような胴の太い蛇のような姿をしており、様々な目撃情報があるものの、いまだ発見されていない謎の生物〈ツチノコ〉。<今井友樹>監督の故郷である岐阜県東白川村は、1988年(昭和63年)に〈ツチノコ〉目撃談が村の広報誌に掲載されたことをきっかけに、『ツチノコ』の情報や目撃者が相次ぎ、やがて村をあげて捜索が行われるようになりました。
毎年5月3日に開催されます〈ツチノコ〉の捜索イベントは30年以上にわたって続いており、最盛期には村民の倍以上の人々が全国から訪れ、地域おこしの観光資源にもなっています。
かつては妖怪として恐れられたこともありましたが、現在ではゆるキャラにもなるなど人気者になっている〈ツチノコ〉について、<今井友樹>監督が9年をかけて日本全国に残る伝承や目撃談を取材・検証しています。〈ツチノコ〉がなぜ今も全国で愛され続けているのか、その正体に迫っていくと同時に、全国の農山村の戦後史をひも解いていきます。