「1ドル=157円30銭」
Jun
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3日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落しています。8時30分時点は「1度ル=157円25〜26銭」と前週末17時時点と比べて11銭の円安・ドル高でした。
前週末の海外市場で月末に絡んだドル資金の調達需要が高かったのを受け、円売り・ドル買いが優勢となっています。米金利が高止まりするなか、日米で大きく開いた金利差に着目した円売り・ドル買いが出やすいのも相場の重荷となっています。
もっとも、東京市場では円相場の下値を探る動きは鈍く、8時半すぎには「1ドル=157円13銭近辺と小幅に上昇する場面もありました。市場では、月末のポジション調整を終えて利益確定の円買い・ドル売りが入っているといい、相場を押し上げているようです。
5月31日発表されました4月の米個人消費支出(PCE)物価指数はエネルギーと食品を除くコア指数が前月比(0.2%上昇)し、市場予想と一致。米景気の底堅さがインフレ圧力になるとの警戒感がくすぶるなか、米連邦準備理事会(FRB)が重視する物価関連指標が上振れしなかったのも円相場の支えとなりました。