NHK2025年度後期の連続テレビ小説が、没落士族の娘である<小泉セツ>をモデルにした『ばけばけ』であることが発表されています。夫の<ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)>とともに怪談を愛し、明治時代において名も無き人々に光を当てた夫婦の物語が描かれます。
本作のヒロインは、島根県で生まれ育った<松野トキ>です。お化けより生きるのが下手な人たちに囲まれ、幽霊よりもこの世をうらめしく思っていた彼女でしたが、つまずきながらも前向きに生きていきます。そして世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、怪しい話好きという共通点から次第に心を通わせていくのでした。
タイトルでは急速に近代化が進んだ明治の日本で、人々の暮らしや価値観が化けていくことを表現。取り残された人々の思いも怪談という物語に形を変え語り継がれており、「トキ」の世界もいつしかかけがえのないものに〈化けて〉いくという思いが込められています。